せきね

アガサと殺人の真相のせきねのレビュー・感想・評価

アガサと殺人の真相(2018年製作の映画)
2.0
真実は、ありのままに佇む。

推理作家が難事件に挑むという設定を存分に利用できています。

普通の探偵ならば、徹底的にリアルを整理して仮説を立てていく。
推理作家はどうしてもリアルだけでは物足りない、願望や装飾をつけていく思考の流れが入ります。
そのへんを巧みに描いてくれていると思います。

アガサクリスティのプライベート事情や失踪事件とも、かなり高度な絡みで組み立てられているシナリオです。

完璧に近いですが、少し退屈なのと感情を揺さぶってくるような作品ではないので、評価は低めにします笑
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