pipo928

そして、バトンは渡されたのpipo928のネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

普段映画は酷評しない方なんだけど、この作品はとことん自分にはあってなかったと思う。他の人のレビューが高くてびっくり。

期待値がすごく高かったことあるけれどご都合主義過ぎる。

最終的に幸せになったからよかったと言えばそうだけど、永野芽郁ちゃん演じる優子が可哀想過ぎた。
石原さとみ演じる義理母、手紙隠すことは、いくら自分が子どもが出来ない病気で子どもが欲しかったとしても、あまりにも自分勝手。小さな子どもが実の親に会えなくて(しかも大森南朋演じる実父は育児放棄したり虐待してた訳じゃないし…)我慢している描写は心が抉られるものがあった。

それにもし自分が病気で子どもが心配だとしても、様々な男と結婚して…っていうのも、結婚詐欺みたいだし、子どもにも相手にも失礼。

そもそもそんなことをするのなら、例え事業が失敗してたとしても実父の元に戻ることが優子にとっては1番の幸せになったんじゃないのか?と思う。結局は自分の好き勝手に動いて子どもを犠牲にしていただけじゃん…。子どもにとっては、病気でも命が長くなかったとしても、例え何があろうとも親が裏切らず傍にいてくれることが幸せなんじゃないのかな?

再婚相手が素晴らしい人ばかりだったのが救いだけど、利用されたようで可哀想に思える。


とにかくツッコミどころが沢山。

実父は何故相談せずに勝手にブラジル行きを決めたんだよ…
虐めてきてた友達が急に仲良くし始めたのは同情のため?あんな酷いこと言ってきてたのに手のひら返しかい!
教師が勝手に他の生徒に家庭環境のこと話すのどうなの…
泉ヶ原さんは、ピアノのためだけ?どんな聖人やねん…
森宮さんの愛は凄く泣けるものがあったし感動的だったけど、せめて結婚式の時に1回はお父さんって呼んであげて欲しかったなぁ〜…とか
結婚式の時に実母の遺影はないの?とか
泉ヶ原さん、梨花が亡くなったことを優子に伝えてしまったら梨花の隠そうとしていた想いはどうなるの?とか…

家で見てたからその都度突っ込んでた(笑)

映画館で観ようか迷ってた作品だったけれど観なくてよかった。
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