とみきち

そして、バトンは渡されたのとみきちのネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で言えば托卵
しかも自分の子供じゃないという…
自分の理想を叶えるために父娘関係を破壊し娘を自分のものしたと思えばピアノを弾かせたいという理由で金持ちを利用する。
それに飽きたら東大卒に色仕掛けをして邪魔臭くなってきた娘を置き去りにしてる。
まとめるとそういう話。
それが全部自分の病気で家族の愛情を繋ぎたかったからと綺麗事並べられても流石にそれなら仕方ない!とはならんだろう…。

ギャーギャー言いながら観れたから楽しかったんだろうとは思う
歴代旦那が都合よく使われすぎ
娘の彼氏も女の(母親の)都合通りに育つ展開も悲しむところ?
男は黙って女の言うこと聞いていればいいんだ!というメッセージなのか?
お爺ちゃん金しか価値ないんか…。
森宮さん、最後までお父さんとは呼ばれませんでしたね…。

それぞれが幸せそうだからいっか!はいくらなんでも思考停止が過ぎるかな。
登場人物はそれぞれ可愛らしく魅力的で俳優陣も良かった。
けど、これが全て性別逆転の展開ならきっとまた別の評価になっていたんだろうなぁと考えさせられたりした。

10年前に観ていたらもっと素直に楽しめたのかもしれないと思うと、映画って観る人のその時の環境や時代背景でその価値が変わるものだよなと改めて思う。
そういう意味では自分がプロじゃなくただの映画好きで良かったなと気付いた。
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