43歳にして余命いくばくもないと知った女は、15歳の時に匿名出産で産んだ息子の行方を探し始める♬*.+゜
内容的に重く感動映画かと思いきや、アルベール・デュポンテルだからそうはいかない😂余命女、自殺未遂男、盲目爺の訳ありトリオが最高に愛おしい🖤追う警察から必死に逃げるというロードムービー要素もある。照明の温かな色味が心地よくて美しい✨ハイテクコンピューターを使い息子の恋を応援するのも楽しいし、都会的なオフィスビルがロマンチックに彩る

• #フランス
• #コメディ

大好きなヴィルジニー・エフィラ主演。『天国でまた会おう』のアルベール・デュポンテル脚本/監督/助演。
セザール賞7冠: 作品/監督/撮影/脚本/助演男優/美術/César des lycéens(高校生審査員が選ぶ賞)

長年の美容師の仕事が原因で余命僅かと告げられたスーズ(ヴィルジニー・エフィラ)が、15歳の時に産み、親が匿名出産扱いした我が子を探し出すため奔走する物語。

彼女をサポートすることになる2人の男が、省庁のITセキュリティの専門家として必死に改善に取り組んでいたのに若手への交代を告げられるJB(ジャケ写右/監督が演じてます)と、公文書館の資料管理を一人で担当している盲目の男ブリン(ジャケ写左/ニコラ・マリエ)。
この3人が、行政や警察も巻き込みながらのドタバタ展開へ。
程よく笑えてスリリング、後半はグッとくる。楽しめました。

タイトル「Adieu les cons（Bye Bye Morons）≒ さらば間抜けたち」は、この3人が間抜けなのではなく、真剣に動いてくれない行政や、JBの上層部、彼らを追う警察たちに向けた言葉です。

Adieu les cons

愚か者よさらばじゃ。。

今のフランスで一番売れているベルギー女優ヴィルジニー・エフィラの表情豊かな演技がいい。

ええ？これフランス版のポスターとぜんぜん違うね。

彼女を意識したのはGrandePiscineからで、コメディもできる人だなぁと思ってだんだけど、これも結構コメデイなんで、彼女が死ぬとは思えない。(ごめん)

映画自体はクラシックなつくりだから安心して見られる。(優しい人が多くて本当の絶望的な人はでてこない)

最近ハードなSFとかブラック・ミラー的なダーク系がおおかったので、ほっとする。ほんとうにこういうコメディを求めてたんだなぁ。

母を尋ねて三千里じゃなくて、子を尋ねておっさんふたりとドタバタ劇。でも最後までこの3人も恋人たちもVouvoyerしてるところにこの3人の距離感と劇の品の良さがうかがえる。

ただ今の時代、ポリコレいれんとあかんねんで！と注意したくなるぐらいクラシック。ただ、年齢差別だけはちょっと批判してる。

話としてはそこまで奥が深いとは言えないがこの役者さん！Au Revoir la Hautの人だね。この演技の巧さがこの凡庸な脚本と舞台を最後までハラハラ・ドキドキさせてくれた。悲しい最後だけどフランス映画らしいね。

愚か者よさらばじゃ。

マノ・ネグラは30年前に流行ったんか。。。

このオフィス街はラ・デファンスで撮影したものだろう。