風来坊

エージェント・トリガーの風来坊のレビュー・感想・評価

エージェント・トリガー(2021年製作の映画)
3.0
ある国家的事件に関与し姿を消した男ニコラス。地方の町で安息の日々を過ごしていたが、かつて所属していた組織の上司から失踪した娘を探して欲しいと頼まれる。消し去りたい過去だったがニコラスは再び血と硝煙にまみれた世界へと戻る。アメリカ製のアクション映画。

長編映画よりも「24」などのテレビドラマの監督としての方がキャリアが長いブラッド・ターナー監督。
「24」とバリー・ペッパーさんが好きな私としては外せないなと思い鑑賞の運びとなりました。

バリー・ペッパーさんは渋い!こういう役にはピッタリですね。慎重そうに見えて正面突破などどことなくキャラクターはジャック・バウアーに似ているような。
元々監督は3部作という壮大な構想で製作しており、その弊害か物語が進むようで停滞やテレビドラマのように小出しな展開なのでこの1作で満足感は得られないです。

罠なのに敵が少ないとかおかしな点も幾つかあって、せっかくのアクションの足を引っ張る事に。
ストーリー自体はわざと難解なようにしているが諜報員と裏切りと割と単純。記憶を失っている設定が活きていますね。

監督は3部作に意欲を持っているようですが、評価も興行収入も散々なようで実現は微妙なところではないかと思います…。
3部作構想のため謎残しですし、中途半端さが全体的にあります。
とはいえバリー・ペッパーさんの渋さとカッコよさは堪能出来るので、彼のファンでしたら楽しめると思います。

まとめの一言
「陰謀と裏切り」
風来坊

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