第3回 映画批評月間「フランス映画の現在をめぐって」アンスティチュ・フランセ東京にて鑑賞。
ジャン=フランソワ・ステヴナン監督作品3連チャンでしたが、その中でもこの『男子ダブルス』は、一番置いてきぼりになった作品でした😵
中年ダメ男2人が、子分扱いだった旧友の妻を誘拐して逃亡劇を繰り広げるというストーリーは(ムチャクチャやけど😆)理解出来るんですが、途中で出てくるキャラクターが誰が誰なのか良く分からないまま(良い意味でも悪い意味でも)テンポよくどんどん話が進んでいくので、途中から細かいところを確認するのは諦めました。
登場人物たちの行動も理解しにくいものが多く、急に怒り出したり、急に寂しがったり、急に笑い出したり騒ぎ出したり、そして急に愛し合ったり・・。もうよく分かりませ~ん‼️
とはいえ、監督だけでなく俳優として主演もしているジャン=フランソワ・ステヴナンの存在感だけはいつ見ても凄い。頭髪の「ディスアドバンテージ😆」などモノともせず、特異な魅力と色気をムンムン発散しています。しかもあえてヅラネタをやったりするから、自虐を飛び越えてもう自信満々な感じ。
キャロル・ブーケ演じるエレーヌも魅力的で、フランソワとの幻影的な雪山のクライマックスシーンは本当に美しかったです(そこに至る二人の感情の流れには戸惑いしかなかったけど😵)。