イタリア映画といえばこの人!ってくらい、マルチェロ・マストロヤンニの顔を見てる気がする。
ポジティブな印象の強い黄色いひまわり畑。しかし今後は壮大なひまわり畑を見るたびに、むせ返るようなジョバンナの悲しみを思い出してしまうな…。調べたら、ロシアの国花でもあるらしい。
戦争が終わって、ロシアへアントニオを探しにやって来るジョバンナ。すっかり歳とってくたびれていて、カラフルで活きいきとしたモスクワの街との対比というか、彼女だけ時が止まっている感じが切なかった。
レーニン廟の前の長蛇の列やソ連らしいフルシチョフカ(集合住宅)の様子とか、そのまま歴史の教材になりそうなくらい象徴的。
ふたりの運命はいつも列車によって引き裂かれてしまう、、、
5年間通ったユジクで、休館前に最後の鑑賞でした。