◼️概要
2021年のドラマ。家族を顧みず仕事一筋だったコメディ作家チャーリーは歌手エマと出会うが、認知症が進行。二人は年齢と男女の壁を越えて絆を築いてゆく。
◼️キャスト
チャーリー:ビリー・クリスタル、エマ:ティファニー・ハディッシュ
◼️感想
不治の病という深刻なテーマだが、軽快で文化的でもある。前半は展開が少なくやや退屈するが、認知症が進行し始める後半は一転、引き込まれる。エマのキャラが素敵。年を取ると身につまされる話。過去は変えられない。
◼️メモ
原題は「Here Today」。アラン・ツァイベルの短編小説「The Prize」(2011)を原作としている。シャロン・ストーンらが本人役で出演。
クロイツフェルト・ヤコブ病は感染因子プリオンによるもので、遺伝によらない孤発性が目立つ。
急速に進む認知症が特徴で、多くは発症から半年以内に寝たきりとなる。有効な治療がなく、寝たきり後、発症から2～3年以内に全身衰弱や呼吸麻痺、肺炎を起こし死に至る。日本では難病指定され、年間発生率は100万人あたり1人程度と非常にまれ。男性より女性にやや多く、発症者の平均年齢は70歳。
