Saako

かそけきサンカヨウのSaakoのネタバレレビュー・内容・結末

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

予告を見て気になったので鑑賞。
うーん、予告から想像したより家族パートは少なめでしかもあっさり解決してちょっと拍子抜けしました。

前半の陽のナレーションにあった「宙ぶらりん」な感じ、突然新しく家族が増えた時の戸惑いの感じとかはすごく感情移入出来て心がキュッとなった🥺

透明になっていくというサンカヨウの花が、家庭の中で宙ぶらりんで「まるで透明人間」の陽の象徴かなとも思った。

初めて顔を合わせた中華料理店でひなたを見つめた時の陽のなんとも言えない表情(可愛いなと思う気持ちと戸惑いの気持ちがないまぜになってるような)がとてもよかった。

「ひなたが私の本ぐちゃぐちゃにした!」のプールの場面だって、ビニールボール、ひなたには当ててなかったと思うし、陽ちゃん優しすぎる。(私だったらもっと怒っちゃう。)
お父さんはひなたを抱っこしてひなたの心配してるし、あの場面、もっと陽の感情が爆発する方が自然な気がした。

「今日からお母さんって呼んでいい?」の場面はベタ過ぎる気がして、そこからちょっと退屈に感じてしまった。
陸の家庭の話も、あのおばあちゃんの言動に愛情があるとは感じられなかった。。

恋愛パートも瑞々しくてよかったけど、もっと井浦新の演技が見たかったな。

でも崎山蒼志くんの主題歌は合っていたし、見終わった後のほっとする感じは悪くない。
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