このレビューはネタバレを含みます
期待値が高かった分、設定の突っ込みどころが多かったのが残念。小説を映画にするのに描き切れなかったのかもしれないけど。
・最初の定食屋の場面「息子を学校にも行かずに閉じ込めてるらしいぜ」って観客にわからせるためのいかにも説明台詞。知っててここの住人は見殺しかい。
・千穂ちゃんのお隣さん。虐待の話、愛のいる前でする? ご都合主義の説明台詞。
・ことみの母親「仕事もしてないあんたが子ども育てられるのかい」ってお前の孫だろ。お前のバカ娘が捨てたせいだろう。
・でもキナコは無職なの?無職で引っ越してきて子ども育てるはそれは確かに無理だろう(新名から多額の賠償金でも受け取ったのかな)
・ことみも母親から虐待受けてきたような気がしたけどあの描き方だとただの鬼母でしかない。
・アンさんと美晴が塾で働いてるって設定が生きてない。美晴が仕事辞めてまで探しにくるほどなぜキナコをそんなに好きなのか背景がわからない。
・アンさんの家の玄関は古い団地みたいなのに中がいい家過ぎるw 別セットで撮った感じがw
・でも死のうとした愛を追いかけて死なないで!と叫んだ場面はさすがの演技。泣いた。
・宮沢氷魚がクズ男役をやるとこんなにぴったりなんですね
・エンディングテーマも映像も映画に合ってない……映画全体、雑な印象。
島の風景は美しかったですね。