健一

ベネデッタの健一のレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
3.5
むか〜し 昔。
『ケーキみたいなアイスクリーム』と銘打った『ビエネッタ』という箱に入ったアイスクリームがあったのですが・・・😅
今でも あるのかな?

ということで。😅
変態監督ポール・ヴァー・ホーベンが帰って来ました!
なんか「エマニュエル夫人」をパクったようなジャケ。😰
そして R18。 オジサンたちが劇場内に溢れそう。😅


最後の誘惑。

偽りなのか、お告げなのか、
信仰、権力、嫉妬、欺瞞。
あなたは 彼女《神》を信じますか?

17世紀。イタリア🇮🇹。
修道院での おはなし。
ベネデッタは ある日、修道院に逃げ込んできた少女を助ける。
のちに二人は『親密な関係』になるが同時にベネデッタが聖痕を受けイエスに選ばれたとされ修道院長に就任したことで波紋が広がる。
これは自作自演なのか?誠の奇跡なのか?

まず第一に。
ただのエロ映画ではありません。
ただの変態映画でもありません。
結構 重圧でしっかりと作られている作品でした。
『変態監督』なんて言ってごめんなさい、監督。😞

でもでも。

冒頭で『実話から着想を得た』とあったが 一体どの部分をねじ曲げてるの?
それこそが『神への冒涜』なのでは?
例えば 木でできたマリア像を ち●この形にしてアソコに突っ込んじゃって!😵
あそこは実話!着想!
衝撃の問題作にも程がある!(良かったけど😅)

誰もが『疑いの目』で見てしまうのでは?と思ってしまう本作。
宗教心が無い私には『?』の連続だったのだが、嫉妬心、疑惑、権力争いなどは日常の社会でもあることなので その部分はかなり興味深く鑑賞できた。
『女の欲望』?だが修道院なのでそれは封印しているはず。
だが求められれば止められない。性を封印されている修道院内でもやはりこんなことがあったんでしょうか?

クライマックスも「パッション」や「ジャンヌ・ダルク」を思い起こさせるスケールと興奮。
大作映画に匹敵する圧巻の『見せ場』でした。

ベネデッタを演じたヴィルジニー・エフィラは顔つきも身体つきもエロ過ぎ!😅
あんな修道女 17世紀にいないでしょ!
この間見た「すべて うまく いきますように」では出番が少なかったシャーロット・ランプリングは今回出ずっぱり!😊
嫉妬に燃える元修道院長を冷たく演じて場を締める。
「マトリックス」シリーズでスカしたフランス人を演じていたランベール・ウィルソンが今回一番素晴らしい。
嫌味ったらしい司祭を憎々しく演じてクライマックスを盛り上げている。

カンヌ映画祭では まさかの無冠に終わってしまった本作。
意外としっかり見せてくれる作品でした。
(ただのエロい映画ではないです。😅)


2023年 2月21日 9:45〜
新宿武蔵野館screen 1
💺133席
客入り 半分以上埋まってた。😊

はい! オジサンばっかりです‼️😅
健一

健一