りさ

ベネデッタのりさのネタバレレビュー・内容・結末

ベネデッタ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

イエスと交信できる稀有な存在。
幼い頃より数々の奇跡を体現し、修道院で清貧の生活を送ってきたベネデッタ。
それが、新入り修道女の野生味溢れる魅力に魅入られ、愛欲を追うのだ。
まさに聖と性の二刀流。

トイレシーンも意表をつかれたが、マリア像を削ってしまうのもやばい。
イエス様が憑依したのか男の声で叫び出すのもこわい。
拷問された後なのに普通に歩き回っている愛人はやはり野生児ならではの脅威的なカラダなのか?

いろいろ刺激的なシーンはあるけれど、それこそが魅力。
美しい映像が品格を与えていて、17世紀のトスカーナに引き込んでくれた。
面白かった。
りさ

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