実に面白かった…！(*´ω｀*) 今年の私的ベストテンに入るかも
これは「魔女」の話だと想いました 実に実に正しく「魔女」の姿を描いたのだ、と… というのも、杉浦勉の遺作『霊と女たち』（インスクリプト，2009年刊）をボクは読んだことがあるからです この名著を通じて知ったのは、スペインやメキシコというカトリック圏での異端、魔女がどのように「記録」されているか、「記録」された彼女らの姿、思想、想いがいかに偏向を受けているか、そして、その「記録」の向こう側に、彼女らの真の姿を見出すことがいかに難しいか… そういうことでした
察するに、本作脚本はまさにそうした「記録」に則って、「記録」をなぞるように書かれたものなのでしょう そこに、脚本家なり監督なりの独自の理解了解が、微妙なさじ加減で混入されている 「史実」ではなく、「記録」とその「読解」とを紡ぎあげて作られたのが、本作なんでしょう
そういう真摯な取り組みに、とても感銘を受けました
※ あの、眼をバチッと開けるカットには総毛立った 全く怖がりではないボクが、恐怖を感じた 《ホラー》が溢れ出た、と思ったですよ
