欲望が渦巻いていて面白かった。ベネデッタはヤバい方に肝据わってるなぁと感心しながら観ていたのだが、終わってみると明らかな自作自演の描写はほぼないし、声色の変化の演出、エンディング、彼女が一番「悪意」は少なかったような気も。印象の変化が面白い。
バルトロメアが辛い生い立ちで誰よりも冷めてるのがリアルで良かった。しかしマリア像を削ってバイブを作るのはさすがに引いちゃう。
フェリシタ(シャーロット・ランプリング)はあんな環境に身を置かなければ幸せに暮らせそうなのに、あそこでしか生きられないのが苦しい。