ayaさんの映画レビュー・感想・評価

aya

aya

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.4

しっかりと、誠実に生きたいと考えさせてくれたし、前向きな気持ちになる要素もあるけど、悲しくてどうしようもない。最初から最後までずっと悲しくてたくさん泣いた。悲しい気持ちになる原因は色々あって、その中で>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

2.5

画面の隅々まで楽しかったが、世の中の評価ほどはハマれなかったのが正直なところ。
平面的な重なりの奥行き表現や、光の美しさ、手数の多さは刺激になった。

MAMA(2013年製作の映画)

2.5

製作総指揮ってどれぐらいどんな権力があるのかいまいちわからないもののひとつ。MAMAの存在はデルトロらしかった。『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』でもMAMAみたいなのたくさん出てきたし、他の監督も>>続きを読む

エイリアン4(1997年製作の映画)

2.7

前作は微妙だったけど終わり方は良くて、それからまた続けるとこうなるのか。リプリー…と少し悲しくなったけど、これはこれで楽しんだ。水中のところとか良かったなぁ。あとはウィノナ・ライダーの存在がかなり大き>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

制作物のセンスが良い友達が面白かったと言っていたので観たいと思っていた作品。レオス・カラックス作品は3作目、やはり好みではないかも。
映像表現は面白いところもあったけど、心を掴まれないまま途中で飽き始
>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

1.8

今作は映画ならではのバカみたいな派手展開がちょっと薄めだったかな?コナンが子供ぶってるところと人間離れした蘭の強さを面白がっている進歩のない自分。
年一劇場版観るだけだとやっぱり登場人物の把握が難しく
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

2.3

朝井リョウはとてもやり手なイメージで、今作でそれはさらに強くなった。様々な意見が生まれて、考えることができるネタの提供。
「マイノリティな嗜好だから生きづらい」が悪目立ちして多様性押し付けみたいな印象
>>続きを読む

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

1.9

自分にとって懐かしい邦画の空気を感じた。2010年か。
近年の石井監督とブレない部分、若さを感じる部分(これは私の勝手な思い込みかもしれないけど)があって楽しかった。ちょっと観てられないくらい好きじゃ
>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

2.6

朝日新聞に載っていた黒崎博監督の『OPPENHEIMER』に関する記事が良くて、今作を観てみたくなった。
キャストが力強く、込められたメッセージもわかりやすくて良かった。広島、長崎の次は京都に落とされ
>>続きを読む

エイリアン3 完全版(1992年製作の映画)

1.7

何がどうしてこんなことになってしまったんだ。脚本も酷いんだろうけど、演出、撮影、編集全部ガチャガチャだった。人もエイリアンも退化している。それが逆に面白いとかではなく、シンプルに酷い。デヴィッド・フィ>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

2.5

何を感じたら良いのかわかりにくかった。薬で一時的に回復することは誰かにとって幸せだったのだろうか。今作を観ただけでは、もっとしっかり効果が立証されてから使用するべきとしか思えなかった。医師の行動が短絡>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.9

構成、見せ方、演出、良かった。まとまりが良い。うまい。
途中まではゲームが上手いからって実際のレースとは別の話、むしろ別だから良いのではとかごちゃごちゃ考えていたのにいつの間にか作品に夢中になれた。命
>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

2.0

ジェニファー・ローレンス、プロデューサーもしてこの作品を作りたかったのかぁ…と、微妙な気持ちで観ていた。
でも観終わって考えてみると、一生懸命生きている姿は悪くなかった。ビーチで全裸で戦う姿なんてすご
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

途中まではファンタジーとして楽しく観ていたけど、そうか震災のことを描きたいのかと考え始めてからは現実とファンタジーのミックスが自分の中でうまく消化できなかった。
そのうちまた観てみようと思う。監督の思
>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.5

こんな嫌な奴いる?って人がどんどん出てきて気分が滅入る。でも主人公は逞しくて、きっと私は励まされたんだと思う。
ケイちゃんが主人公のために怒りをぶつけるところで笑いながら悲しくて嬉しくて泣くという体験
>>続きを読む

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

2.4

物を持たない暮らしで見えてくるもの、という内容を予想するとかなり裏切られる。色んなことを詰め込んだから伝えたいことがボヤけるという皮肉。もう少し整理したら良くなりそうだから残念。

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

2.5

設定を知らずに観始めたから、こんな青白いトーンにしちゃってロバート・パティンソン白塗りみたいになっちゃってるじゃん…と思った。ヴァンパイアだからなのか。ヒゲ濃いの気になっちゃったな。
途中で野球をする
>>続きを読む

グロリアス 世界を動かした女たち(2019年製作の映画)

2.5

興味深いテーマをジュリアン・ムーア主演ということで期待したが、独特の演出が少し好みとズレていて残念だった。
声を上げ行動し続けてくれた人たちを尊敬する気持ちはまた強まった。行動して掴み取らなければと励
>>続きを読む

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

2.6

『OPPENHEIMER』を観て、アインシュタインについてもっと知りたくなった。そういう意味ではそれなりに満足できる内容。
彼らのように後悔を抱えて生きた人がたくさんいるように、知識や技術を戦争の為に
>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

2.5

アンヌの不安定さ、アーティスト気質という言葉で片付けて良いのかわからない振る舞いは、引っ掛かる部分が多かった。悪い人ではないんだけど、という言葉を自分が使う時はその人のこと苦手だなと思っている。アンヌ>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

2.6

ドゥニ・ヴィルヌーヴのDUNE Part2まで観ているから楽しめたけど、そうじゃなかったら私はあまり理解できなかったと思う。詰め込んだ苦労がうかがえる。似ている部分もたくさんあって、ここはやはり重要な>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.0

1986年でこの切れ味。主人公がかっこ良いというのはとても重要だと再確認。髪型だけ当時はこれが流行ってたのかなぁとラストシーンまで疑問だった。
パワーローダー全然かっこ良くないのにあのシーンでやったー
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

2.3

わかりやすく伝えようという気持ちは理解できるけど、やたら説明臭い台詞はもう少し抑えても良かったのでは。特に法律事務所の女性は質問が多いキャラでまるで教育番組の生徒役。映像の質やカットに魅力がないことも>>続きを読む

本物のオッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.3

『OPPENHEIMER』に描かれていないことがあるかなと思ったけど特になく、おさらいのような。実際の映像を観る機会としては良い。
終盤には『OPPENHEIMER』の映像も出てきて、これは作品の宣伝
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

ちゃんと理解できるか不安だったけど、とてもわかりやすかった。クリストファー・ノーランの他の作品とはまた違う魅力。丁寧で誠実で作品の存在に泣いてしまう。3回目で、ノーラン作品で一番好きかもしれないと思い>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

3.4

こういった作品を観て、ぐるぐると考えるのは自分にとって大切な時間。丁寧なつくりで良かった。
製作にも関わっているウーピー・ゴールドバーグがインタビューで「どんなに小さいヘイトでも、ノーと言い続ける必要
>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

2.6

なんだこいつと思う人ばかりだけど、どこかにいそうな気もする。男二人はとことん魅力がなくて、こんな奴らモテないだろうと思ってイライラ。うまい。容姿端麗な人が演じていたらと思うけど、それだと色んな関係が全>>続きを読む

この世界に残されて(2019年製作の映画)

2.3

自分の人間性を問われているような気持ちに。この作品の素晴らしさより、16歳と42歳の二人が醸し出す濃密な空気感の居心地の悪さが強かった。歳の差の恋愛を否定する訳ではなくて、でもこの二人は気持ち悪いなぁ>>続きを読む

遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

2.5

90年代らしさいっぱい。ジョン・ウィリアムズ。
トム・クルーズとニコール・キッドマンのくっつきそうでくっつかない少女漫画みたいなヤキモキと、トム・クルーズの肉体を楽しむ作品だろうか。実際に夫婦になる前
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

2.4

生まれた時からある程度人生は決まっているということについてはよく考える。どうしてそんなにヒエラルキーや他人に執着するのかと思ったけど、それも自分が歳を重ねて辿り着けた思考なのかもしれない。そしてきっと>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自分にとって最高の体験だった。圧倒的。
PART1よりエンタメ感増し。高揚感。2回観た。
予言通りだ!でコロっといっちゃうスティルガー(ハビエル・バルデム)は威厳がなくなり、宗教に翻弄される人の脆さの
>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

2.8

一周回って面白いというか、キメキメにかっこつけてるのがどこかダサくて笑っちゃうというか。時代が流れてそう見えてしまうのもしょうがないと思う。もちろん素直にかっこ良い!と思うところもあった。
たっぷり間
>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.4

良い作品。たくさんの問題提起、登場人物がうまくまとまっていた。男女平等!女性の自立!という強い主張ではなく、主人公シャシが過去からつながる今の環境の中で行動する姿を観て、様々なことを考えられるバランス>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

2.9

ダグ・リーマンは前作が面白くなかったのであまり期待せず観たら面白かった!アクションシーンの見せ方、アングルがよく動くけどゲームっぽくなり過ぎず、かっこ良かった。水中殴り合いも良かった。これは映画館で観>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

2.5

主人公が出産した当時の修道院も恐ろしいし、50年経っても改められていないことはもっと恐ろしい。車椅子シスターはもう自分の罪を見て見ないふりをしているのか、心から自分は間違っていないと思っているのかどっ>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.5

監督の思いがずっしり乗っているように感じられて良かった。
作品にするためにわかりやすく演出したのかなという部分がところどころ引っ掛かった。主人公の荒っぽさ、うるささもうまくいかない振る舞いという受け取
>>続きを読む

>|