このレビューはネタバレを含みます
こういう映画を見るひとが求めているモノを惜しみなく出していてめちゃくちゃ面白かった。
女性バディのモラトリアム日常系であり、バイオレンスなバトル要素が小気味良く挟まるのが気持ち良い。
派手でハイレベルなアクション(かっこいい!)のケレン味と浮世離れした「殺し屋」の職業、地に足がついた生活とモラトリアムに悩む少女ふたりのギャップが面白かった。
ちさとまひろの会話は女性キャラクターにしてはかなりリアルな会話(特にちさの抑揚や言葉使い)。
「殺し屋」もこの世界では職業のひとつであり、社会人の一端というのも面白い。
殺しは日常生活の延長であり、仕事だからこそ世知辛さやしんどい部分が多い。そのリアリティと個性の強いキャラがアンバランスで良かった。オチもモラトリアムの脱出を描くでもなく創造の余地があって良い。
あと極道と本格アクションと少女とメイド喫茶って海外ウケしそ〜と思った。