おはうち

べイビーわるきゅーれのおはうちのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
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本宮泰風が演じるヤクザの組長の冗談が通じない人間ぶりには、映画の演出以上の居心地の悪さが表出されていて上手いのか分からない次元に入っていた。メイド喫茶の居心地の悪さは2021年トップクラスの嫌な空間だった。

つかみのコンビニでのアクションシーンにおける狭い空間の戦い辛くて、オマケに体格差がある状態での殺陣では、脚の間を潜るとか、ナイフで細かく刺すとか、細かい工夫がされていてメリハリがあって楽しめた。もっと金を握らせてアクション撮って欲しい監督

300円あったら牛丼食べるでしょの子が面白すぎた、貧乏トークのディテールがいちいち面白い。誰が考えたんだ。

これ一歩間違えてたら『デッドプール』の再来だったかな、回想の使い方とか一歩間違えてたらヤバかった、回想の意図が分からない映画。わたしの『デッドプール』についての感想は検索すると分かります。

一度は殴られて気絶する絶体絶命のシチュエーションからの脱出をやらないのが何というか、よー分からないバランス感覚で、ここまでが回想であるシナリオ構成も効果を上げているとは思えなかった。
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