おいなり

べイビーわるきゅーれのおいなりのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.5
これは凄い。
シンプルに高いリアリティとスピーディなアクションを楽しむエンタメ作品。

日常パートはもう何もいう事がない。
リアルな若者像。そうそう、この頃のアルバイトって辛いのよ笑
台詞や掛け合いもリアルというか日常そのものでびっくりしちゃった。
映画は変に声を張るお芝居じゃなくていいんですよ!

アクションはスピーディかつ軽快でカッコいい。迫力だすための見づらいシーンもなく、好印象。
欲を言うともっと見たかったな。。

残念な点としてはヤグザのディテールが流石に手抜き。ネタキャラが多すぎて、世界観がちょっとブレちゃったかなぁという印象。ヒロインパートが真面目で高リアリティだったのに対し、ヤグザパートはコメディタッチでチープだったから、そのアンバランスさが気になってしまった。敵キャラがもっと魅力的だと、さらに主役が映えたなぁと思います。

あと個人的にエモかったのが、東東京の空気感。観光地だから表は綺麗なんだけど、裏は昭和の汚ったない建物と若干の自然が残る街並み。裏路地にフリーターや怖そうなお兄さんがウロウロしてる感。いいよねー。

ストーリーはないようなもので、キャラクターがメインの作品として楽しむことを個人的にはおすすめします。
名作。


やっぱオートマもいいなぁ。。
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