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ベニー・ラブズ・ユーの消費者のレビュー・感想・評価

ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)
3.7
・ジャンル
ホラーコメディ/スラッシャー

・あらすじ
玩具メーカーのしがない開発部長、ジャックは35歳になっても実家暮らし
甘やかされて育った彼だったが誕生日ケーキの準備中に両親が事故死してしまう
突如独り暮らしとなった彼の生活は厳しい物だった
仕事では思う様な結果が出ず、ライバル社員のリチャードに役職が脅かされ、家のローンも支払いが滞る…
人生を変えようと思った彼は家を売りに出し、幼い頃から特に大事にしてきたテディベアのベニーを捨て去ろうとする
しかしその決断が思わぬ結果を生んでしまう
ベニーに魂が宿り殺人鬼と化してしまったのだ
彼はジャックに敵意がある訳ではない様だが歪んだ愛情から凶行に走っている様だった
遺体を埋めて証拠を隠蔽し殺しを辞めるよう説得するジャック
だがベニーの殺人は止まる事がなく…

・感想
玩具好きの男性が捨てようとした人形が愛情を示す為に殺戮を開始するというホラーコメディ
日本では昨年公開の話題作
以前から気になっていたので鑑賞

思った以上にコメディ色が強く低予算感も目立つ一作ではあるけどそこは人形ホラーらしく殺人テディベア、ベニーのキャラが立っていた事もありそれなりに楽しめた
コメディとしてもスベっている訳ではなくスラッシャー要素と上手く絡み合っていたと思う
ただ残念だったのはゴア描写がややチープだった点
臓物やら身体破壊やらが見られるだけマシなんだろうけど流血はもう少し頑張って欲しかったかな…
でも動物も容赦なく殺されたりするのは嬉しい
あとは一応スラッシャー愛の感じられる台詞なんかもあったけどどうせならパロディ描写を散りばめたりして欲しかったかも

とはいえ尺も長過ぎずサクッと観られるし変に感動に走ったりとかもしないので気楽に観るホラーコメディとしては悪くない
欲を言えば人間のキャラがもっと誇張されていたらより良かったかも?
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