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ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのyksijokiのレビュー・感想・評価

3.8
○3行サマリ
ナイブスアウトシリーズ第二弾。大富豪によって離島に集められた富豪やモデル、実業家たち。殺人推理ゲームの中で起きる本当の殺人に対して、ダニエルクレイグが本当の真実を暴くべく奔走するミステリー。

○感想
前作よりもコメディ要素がやや強まりつつ、ダニエルクレイグの良さはそのままにミステリーゲームというメタファーを置きつつで展開されていく。テンポも前作同様に良い中で、しっかり伏線やミステリー要素を回収していくので非常に満足度が高い作品だった。

ただ、終盤はやや大味な感じがあって、話自体がちょっと無理のある方向に進んでいってしまった感じもある。面白いんだけど、スッキリ面白いというより現実離れしていっちゃう感はややあったかな。

キャストがとにかく豪華だしエドワードノートンが演じる富豪もポンコツ感がたまらない。ファイトクラブオマージュもわらった。
ジャネールモネイの演技も素晴らしかった。

辻褄が合わない部分があるというより全体的に抜けた人たちが参加してるが故のヌルさみたいなのが出ちゃっててそれが最後まで??感を作っちゃってる感じはする。ミステリーとしての主旋律を意識しすぎたがゆえに、ちょこちょこ無理筋なところと内輪感がどこまでいってもという感じが気になってしまった。

ただ、中盤以降のミステリー展開と各人のアリバイ動機探しのテンポの良さとジャネールモネイの爽快感のある演技が光ってい他のは確かで、大オチまで含めてしっかりエンタメとして楽しめるようになっていた。

キャスト★4.1
ストーリー★3.8
プロット★3.9
バイブス★3.4
演出★3.7
音楽★3.5
映像★3.7
全体★3.8
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