Ren

スティルウォーターのRenのレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
3.9
【Stillwater】



■総合評価
演出   ★★★★☆
ストーリー★★★★☆
キャスト ★★★★★
音楽   ★★★☆☆
映像   ★★★★☆



■key word
[ネックレス]

「人生は残酷だ。」

「前にあげたネックレスは?」

「ここは変わらない。ずっと同じ。そう思わない?」
「思わないよ。全てが違って見える。別の場所みたいに。」



■あらすじ
留学先のフランスで、殺人罪で捕まった娘のアリソン(アビゲイルブレスリン)。
その父ビル(マットデイモン)は、娘の無実を晴らすため、アメリカからフランスに滞在する。

ビルはフランスで出会った舞台女優のヴィルジニーやその娘のマヤに出会いながら、自力で真犯人を探し続ける。
無罪を主張する娘と真犯人と思われる男、そしてビルが知る衝撃の事実とは、、。



■感想
見終わった後、5分ほど虚空を見つめて放心状態になった。
それほど、終盤の展開と結末に明かされた事実に驚いた。

[key word]にあげたワードとセリフがこの映画の全てを物語っていると思う。

そして映画を見終わった後、このジャケットが示す深い意味に気づく。

また、Still waterには致命だけでなく“溜まり水”という意味もあり、見終わった後にダブルミーニングに気づき、唸ってしまった。

もっとたくさんの方に見ていただきたい作品!



■キャスト
・マットデイモン
建設現場に従事するマットデイモンを見て、【グッドウィルハンティング】を思い出した。
彼の、葛藤や苦悩、ささやかな喜びなどを示す演技は、とても演技とは思えないほど凄い。脱帽。

・アビゲイルブレスリン
彼女の演技も本当に素晴らしかった!
憎しみや怒りを表す演技にも圧倒されたけど、時折見せる優しさと脆さの演技にも驚いた。
【リトルミスサンシャイン】【私の中のあなた】の子役がこんなに成長してたのにはびっくり!
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