うんち！(ガチ)

末期の直腸癌と診断され、人工肛門になった男。だがしかし、男は性欲というものにどうしても抗う事はできず人工肛門もいじいじほじほじしては気持ち良くなる日々。当然傷口は化膿し、どんどん悪化・腐敗して行き、やがて男は「死」と正面から向き合わなければ行けなくなるのだった...

ドイツの激ヤバ異端児、マリアン・ドーラ監督作。
一部での呼び名はうんこ大魔神。

うーん、チ！
マリアン・ドーラの映画はグロゴアは当然として、汚物がまぁ～凄まじいというか、メインが汚物みたいな所あるんですけど今回は映画としてもグロゴアとしても比較的大人しめな代わりに設定でお察し頂けるようにうんテッテ汚物フィーバーしておりまして、終盤なんかもう映像観てるだけなのに臭いが漂って来てる感じしてヤバす。

一点の要素としてうんティが使用されているだけで、本筋は「死と向き合う」とかなんだろうけど私は主人公がただただ死というものから目を背け性欲で誤魔化しているようにしか見えず、期待値高めでしたが本作はあまり刺さらず...。
というかもっと全編うんチフィーバー・スカトロフェスティバルしてるかと思ったらそうでもないのね。

死＆スカンチロのアートという事でそれなりに好きだった可能性もありましたがいまいちどれも刺さらずで思っていた程の評価にはならず～
ただ、終盤の臭そう＆汚物グチョグチョ具合は流石ですし気になる人からしたらハズレる事はまあないでしょうってレベルだったので興味ある人は観てみてもいいかも。

誰もおっさん同士の磔SMプレイなんてみたくないよー

視聴 2024年8月12日

• #izuのお気に入り
• #日本未公開ξ
• #スカチロ映画i!

直腸癌と診断された男が人工肛門を弄りながら死に向かうお話

マリアン・ドーラにしてはかなり落ち着いている作風なものの、それにしても本作は糞便描写が数多くあり、ゴアが減ったところで最悪なことには変わりないのは流石マリアン・ドーラという感じ。しかしマリアン・ドーラ作品はショットがハッキリとした映像が多くて「映画」的な味わいもあるゴア映画だが、本作のショットはかなり良くて、普通に映画として楽しめるような映像に仕上がっていた。しかも撮影はマリアン・ドーラ本人が務めているらしい。驚き！

病院内の不穏なイメージ。身体を酷使させる日々の労働。彼女や友人との関係。日常の全てが徐々に崩壊しながら「死」が迫り続けてくる様がなかなか恐ろしい。まあその一番の問題は人工肛門を弄って快楽に浸っていたことなんですが...
人工肛門から垂れてくる糞便の不快さ！そしてそれに指を突っ込む様子がまあ本当に不快で気持ち悪い。ぐちょぐちょとした糞便が基本だけど液体の糞便もちゃんと垂れてくる作り込みが見事。
ゴア映画にしてはアート映画すぎるがアート映画にしてはあまりにもゴアすぎる。やっぱマリアン・ドーラ凄いな...

過去鑑賞分。

腫瘍と特殊性癖があるホラーというとクローネンバーグ監督が浮かぶけれど、要素のみ抜き出せば同じとしても、マリアン・ドーラ監督の場合は💩なのよね……（遠い目）

腹部に腫瘍が出来て大腸癌と診断され人工肛門になった男、しかし人工肛門イジりがやめられない。それを止められないまま傷口を悪化させ化膿が進み腹部からグズグズと腐り爛れて死にゆく話。

ご丁寧に男の過去（恋人時代→結婚のハッピーライフ）を充分に見せた後に展開する、人工肛門と被虐とSMとスカトロ。
己の性癖の欲動に抗えず死んだ男といえば喩えは良いけど、人工肛門と膿と体液まみれの状態なんすよ……看病する母親が気の毒過ぎた。

監督の指向性、スカトロへの強い傾向をお持ちだろうけど、"排泄する人物"に対しての興味が強いのかなあもしかして。

膿爛れた皮膚の質感と色味、じゅくじゅく滴る体液、怖いけど抗えずほじほじしてしまう性、絶対的な快楽の前には死や痛みの恐怖よりも強いんすかね（白目）……ってことをチベスナ顔で観てた。
今作、汚物汚濁の極限下においても、ある人間は尊く（母の献身）ある人間は愚か（主人公）ってことなんかなあ……。
原発映ってたから腫瘍じゅくじゅく腐敗は、そういう含みもあったり？
本当のところは知らんけど（適当）

• #ホラー
• #ta_2024鑑賞