のんchan

ダンス・オブ・41ののんchanのレビュー・感想・評価

ダンス・オブ・41(2020年製作の映画)
4.1
これは超〜好みでございました💓
タイトルに"ダンス"が付くだけで敏感になる私ですが...💃
これはメキシコ🇲🇽で実際に起きた同性愛のスキャンダルを映画化したもの。


1901年、メキシコは同性愛者が弾圧された時代だった。
大統領の娘と結婚した政治的野望を持つ議員のイグナシオはゲイだった。初夜、新妻アマダに対するそのあまりにも惨く酷い仕打ちに唖然となる。その後も妻の身体に触れない冷徹な男。
イグナシオは弁護士のエヴァと知り合い、会員制のゲイクラブに誘って過ごすようになる。
そこは華やかで、それはそれは大胆な男の園(全員ヌードでオープンにバスタブ🛀がいくつも並んでいて、そこで戯れ合う)
ほぼ毎晩のようにそこで至福の時間を楽しむイグナシオ。
精神的に病んでいくアマダ。体裁のためにも子供を作って欲しいと熱望するが拒否される。

ある晩、全会員42人によるコスチュームを付けたゲイだけの舞踏会が繰り広げられる。
年齢は様々で若く美しい美男子😍もいれば、デブでブサイクでも心が乙女♍️や高齢者もいる金持ちたち。豪華絢爛なドレスを身に纏い、アクセサリーを付け、メイクもしっかりと...そして優雅に楽しそうに踊りまくる💃
しかし、かなり濃いヒゲはまるでマリオかよ😂と笑いそうになったけど、鼻髭🧔🏻‍♂️口髭🧔🏻がぶつかり合うキスって邪魔そうだけど👨‍❤️‍💋‍👨

アマダが夫の部屋からエヴァのラブレターを見つけて大統領へ繋ぎ、とうとうそのパーティへ警察が乱入する。
即刻逮捕されるが、女装していたのは19人。髪の毛を切られ、髭も落とされて犯罪者とされてしまう。公表された人数は41人。
(大統領の婿イグナシオだけは免れた)
他の41人はユカタンの戦争地へ送られた。
そしてエヴァが亡くなった報せをアマダから聞くイグナシオ。涙を流し放心するイグナシオ。

権力行使した妻の復讐劇だったが、アマダは何も悪くない、気の毒この上なかった。


キャストは濃い系の顔が多く、ヒゲのままのメイクも不思議だが、上流の遊び方や誂のよい服装もお洒落。
イグナシオとエヴァの戯れも美しい💓
実話と思うと興味深くて見応え十分でした🥰

その事件後、メキシコでは"41や42"の数字=ゲイとされている。
のんchan

のんchan