学業に邁進している倹約家の女子大生（森川麻美）が、能天気に売春行為を働いている悪友の介入により、人間関係を破綻させられてしまう。性に奔放な女子大生のセックス・アドベンチャーを描いている、日活ロマンポルノ。

家庭教師で収入を得ている森川麻美、現金収入のためならば股を開きまくる桂たまき、処女でありながら天然キャラで男を操っていく白川いづみ。この女子大生3人組が、教え子を籠絡しながら、艶笑コメディを繰り広げていく。

女子大生に精気を吸い取られる教え子キャラでは、万年浪人で万年童貞という富豪の青年が印象的。白痴のような仕草をしながら、「すみませんすみません」と連呼しつつ、女の肉体にウネウネと絡みついていく。

70年代末期に入ると、ロマンポルノ女優から陰りが消えて、明るいファッション・ポルノへと変容するのだが、本作こそが、その最初期の作品に位置付けられる。女子大生ブーム、バブル景気への助走を汲み取りながら、未来人視点で鑑賞すると、感慨もひとしお。

1977年に本作。女優陣は、なかなかひどい。エロとゴルフの融合は、みんなやりたがるが成功したのを見た事がない。ゴルフ場がよく出てくるが日活が経営してたゴルフ場だろうか。多角経営と言って不動産購入しすぎて後に大失敗する経営陣を思い出さざるを得ない。

• #むれむれ女子大生

仕事でいやーな気分になっちゃって、こういう時はやっぱり宇能系ロマンポルノか林功だよねって思って、林功にしてみた。私のロマンポルノソムリエアンテナ超発達してるよ。女子大生には全く見えない3人娘（ボス格は桂たまき笑）のお色気コメディ、凡庸でつまんないんだけどすごーいホンワカして、トリュフォーの「ピアニストを撃て」みたいなゴキゲンな音楽がずーっと流れて、桂千穂のテンポよいドタバタでとっちらかって、気付いたらなんとなく心のトゲトゲがまるくなってる、そんな作品。やっぱり私、林功が好きー。私が林功と桂千穂大好きだからスコア高いだけで、皆さん観たらつまんないと思いますけど、心が折れてるときはこういうしょーもないのを観て時間をつぶせば、そのうち元気になります。ゴルフ場の映像は気持ちがいいな！