izu

うずまきのizuのレビュー・感想・評価

うずまき(2000年製作の映画)
3.8
主演2人の演技を気にしなければ中々に不気味で不思議な雰囲気があるJホラー。

伊藤潤二原作。「うずまき」に憑りつかれた人々の話。
主人公・五島桐絵は、幼馴染かつ彼氏の斉藤秀一に駆け落ちしようと言われる。当然困惑する桐絵だが、秀一はなにかに怯えているように見え...

原作未読ですが、アニメ「伊藤潤二コレクション」で伊藤潤二作品がどのようなものかは理解しています。

めっちゃうずまき。
うずまきの形をしたもの、かたつむり、なると巻き、死に方もうずまきだったり色々とうずまきしてます。

ストーリーは一番最初に秀一のお父さんがうずまきに憑かれ、異様にうずまきを求める所から狂気が帯びていく。
味噌汁のなると巻きが少なくてブチ切れたり、うずまきがあるものを撮ったり集めたり。
「うずまきは自分にもある」とか言って目をグルグルグルグル回す所は結構キモくて良かった。

何人か人が死んだり、死体の写真が出て来るけど死体だったり死に方がそれぞれ印象に残る。個人的にこの死体や死に方が良かったのでもっとたくさんの人が死んでほしかった。

作中常に緑色のフィルター?が貼られててずっと映像が緑色で、エメラルドグリーンやターコイズブルーの色が好きな自分は観ていて気分が良かった。
それもあって私はそこそこ評価が高いけど、流石に主演2人の演技は酷すぎると言える。

ストーリーや演出は良いんだけど棒読みと滑舌の悪さがヤバすぎて「良いね! んん。笑」が交互に来るというね。

まあ色々とうずまきしてるわけなんですが個人的に一番気持ち悪かったのが寝てる時に耳の中にでっかいヤスデみたいなのが入る所。
気づいて起きた時には体の半分入ってて本当に気持ち悪かった。あそこが一番無理です。うずまき関係ないけど。

視聴 2023年9月8日
izu

izu