模範的一般市民

トゥームレイダーの模範的一般市民のレビュー・感想・評価

トゥームレイダー(2001年製作の映画)
4.0
この映画の素晴らしいところは、不愉快に感じる要素が少なくて、小難しいこと何も考えなくて済むこと。
やれ葛藤だの、やれ裏切りだの、やれ男女の心情だの成長物語だのなんだのって、まぁそういうのも見ごたえがあるのだけど、
正直やれやれだぜ・・・って気持ちになる時だって人間たまにはあるもんで、そういう時にこういう2000年代前半のアクション映画を
見ると、なんていうか充足感みたいなのを得られる。

一応内容にも触れておくと、えぇと、特に触れるほどのストーリはなくて、アンジェリーナ・ジョリーが悪の秘密結社(マジで)を相手に大立ち回り。
殴って蹴って銃もぶっ放す!バイクで突っ込んだりなんだりと、うんまぁ「激しいのがお好き」って感じ。

ちょっと不謹慎かもしれないけど、アンジーの美乳が見れたり。三枚目のあんちゃんが六代目ジェームズボンドことダニエル・クレイグだったり、
大塚明夫が吹き替えてる悪人の格闘技が東洋武術っぽくてセガール拳の使い手かと錯覚したり、時空を操る不可思議アイテムが拳銃の一発で粉々
になったり、
そもそも欠片だけでも先にぶっ壊しておけばギリギリまで追い込まれることもなかったんじゃねーの?みたいなツッコミどころがあったりして
とても楽しい映画なので、100分間ほど現実逃避したくなった時にはピッタリ。