いつも通りとんでもないスピードで駆け抜けていく前説から始まり、
●前半はエルの情緒不安定さと比例してしっちゃかめっちゃかまとまりのない雰囲気。
でもああいう、自分で自分の首を絞めて抱え込みすぎた時に起こる感情や理不尽さは
誰にでもうっすらと思い当たる部分がありそう。
こういうシリーズものってメインで出てくるキャラが多いとどうしても、学校のモブメンバーとかサブキャラはほとんど出なくなっていくものだけど、
この作品は最後まで割とフルメンバーしっかり使ってるのが好印象でした。
↓↓🚨以下、ネタバレ含みます‼️↓↓
マリカー凄いけど向こうのゴーカート激しすぎな…
家と別れるのって辛いよね。。
私も家はかなり大事にするタイプだから、
特に身長刻んだ柱をペンキで塗るシーンは胸が締め付けられた。
おばあちゃん家壊さないといけなくなった時、
身長刻んだ柱だけは残したくて表面の板だけ取り除いてもらったな。
にしてもフリン家、本当にお金持ちだな……
マルコは前作可哀想な感じで終わったから、
そりゃ本人としてはあのままじゃスッキリしないわな…
ノアがマルコに手を出さなかったのはすごいなと思った。1作目でカウンセリング受けてる話が出てて、エルと「ケンカはしない」と約束し、それを守るためにコントロール頑張ってきたんだね。
3作目のノアは、2作目よりもさらに大人びたなと思った。
一足先にいろんな世界を見ているのもあると思うけれど、家族や故郷から離れてみて俯瞰で見ることができるようになったのかなって。
(ていうか、ずっと1歳差かと思ってたけどクロエ23歳発言を聞いて、みんなの年齢感がわかんなくなった。
パパの「ママがいなくなってから6年」的な発言があったのでエルは現在20歳設定、これはわかる。
ノアは？高校は1学年しか変わらないと思うんだけど、もしかして2作目でもっと時間過ぎてたのかな？それともクロエがすこし年上なだけ？)
リンダとのモノポリーのくだり、エルは確かに酷かったけど、パパ一言でいいからエルを気遣うセリフが欲しかったな……
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●後半は緩やかにまとめの雰囲気に入っていって、
一つ一つ火を消すように上手く片付けて行ったという印象。
ママは本当に毎度毎度エルに寄り添ってくれて適切なアドバイスをくれてると思う。
近くに自分のことを理解してくれて、迷子になった時に道を示してくれるような信頼できる大人がいて良かったよ、エル。
リーと車で別れるシーンは、とてもいい演出だと思った。
見送るエル、一足先に去るリー。
二人それぞれが見ているのは生まれてからずっと一緒だった親友の姿。自分の分身である彼らが初めて離れる。
離れる寂しさ、これからも同じ関係でいられるかの不安、一人でやっていけるかの不安、二の足を踏みたくなる感情が溢れてた。
それと同時に、どこか生まれ変わるような、
真新しい自分も感じているようで。
にしても
「テールランプ直したの？」
「いや」
「………ノア」
の会話がすごく良くて、ノアのあまり描かれてないお兄ちゃんの部分というか人柄がすごく出てるなと思った。
荷造り中の兄弟の会話もとても良かったな。
「バークレーの件知ってたんだろ？」
「何の話だ」
そして彼女に後悔させたくなかった、別れても彼女を守るつもりだ、といいつつも結局エルがバークレーを選んだのかどうか気になってるノアよ。
そしてその問いの裏にあるお兄の感情を察して微笑む弟よ…。
マジ愛されてるなエル。
ちなみにリーが部屋に入ってきて「Hey.」って声かけた時に、ノアが顔あげて少し口角上げてクイってするのめっちゃ好きです😂❤️
USC面接時のアイデア提示はちょっと薄いな😅と思ったけど話を前に進めなくちゃいけないしね…ただ、そこまで練られてたらより質は上がった気がする。
《6年後》に飛んだのはちょっとびっくりした。
急に飛躍した感じがして、個人的にはあと1作大学時を描いてその最後に◯年後、にした方が納得できたかなと思う。
せっかくこれまで間を飛ばさずにきた分、最後がさらりとしすぎていた気がして、
なんなら無くても良かったような…
自然に「それぞれの道を行きます」エンドでまとめて、ご想像にお任せしますでも良かったかな。
まぁ「もうこれ以上続編作られることはありません」って決まっていたのなら入れるか。
にしてもジョーイちゃんは大人っぽくなりすぎ？なくらいめちゃくちゃ変身してたけど
他のメンバーどこが変わった？ってレベルで見た目での違いがほとんどわからなかった😂
レイチェルは26に見えたけど。
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1作目の勢いとは全然作品の空気感が違って、ティーン向け映画からトーンダウンした印象。
最後のツーリングはやっぱり二人の関係がより深まることを期待せずにはいられない。
エルとリーは正直、べったりすぎて
エルの相手はお兄しか無理だと思う。
よくレイチェルは入れたよ。
レイチェルだからだな。
ビーチで写真撮った後に「俺を忘れるな」って囁いて振り向かずに去っていったあの別れは、ノアはこの先ずっとエルのこと大事に思っていくんだろう、と思わせたし、実際この6年そうだったのだろうと思わせた。
荷造り中の兄弟の会話が効いてる。
「さっきエルを守るって言ったよね
……必要ない」
「彼女は自分の面倒を見られる」
「彼女が兄貴に求めてるのは——愛だけだ」
お兄は信じたわけだ。
ここの関係性は恋愛じゃないよな。
恋人も家族も超えてしまった愛だから、
6年間…っていうかもう一生お互いが大事な存在なのは変わらないよね。
定期的に1作目のきゅん💖をまた摂取したい😂
