単純に出来の悪い映画。
細かな説明は割愛するけど、敵味方問わず、大半の登場人物たちのおつむが弱いのか、とにかくあり得ない判断や行動ばかりで、終始「え? 何で? どうして?」という気持ちで観てた。
加えて、本編に何の影響もない人物背景を中途半端に挿入し、重要そうな人間関係などは特に深掘りされない。
「彼の妻は黙って出て行った」→だからなんなの。
「あの人物とあの人物は実は顔見知り」→それがどうした。
「あの人物とあの人物は同性婚」→ああそうですか。
てな具合。何一つストーリー上重要じゃないし、伏線ですらない。
更に、負傷している敵のボスに、ほぼ無傷の元軍人が苦戦するラストバトルにもう辟易。オチも酷い。大型スーパーが舞台なんだから、せめて様々なアイテムを使った『イコライザー』みたいなアクションがあれば、まだよかったのだがなあ。
本作の楽しみ方は、とにかくツッコミながら鑑賞すること。それしかないのではないだろうか。