三四郎

天守物語の三四郎のレビュー・感想・評価

天守物語(1995年製作の映画)
1.0
途中迄はおもしろみもなにもない、非常に退屈極まりない作品。しかし、姫川図書之助と富姫のシーンは魅せる魅せる、なんとも艶で麗しかった。
ただわざわざ映画にする必要があったのだろうか。舞台で観たなら心揺さぶられたであろう。映画作品として観ると…微妙だ。舞台で演じていることをキャメラの前で演じて撮りました…といった感じだ。女形も舞台や遠目では映えるが、映画ではやはり違う。その時その瞬間の同じ空間における雰囲気、空気感、呼吸が伝わってこその舞台における女形だと感じた。
映画は美人女優に限る。
泉鏡花作品は、『外科室』しか読んだことがないが、似ているなと感じた。彼の作品はどれもこのような感じなのかしら。美しく哀れ。
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