トールキン

ディア・エヴァン・ハンセンのトールキンのレビュー・感想・評価

4.0
ミュージカル映画ということで、劇中に使われたどの曲もめちゃくちゃ聴き惚れる。
加えてどの歌詞も考えさせられるくらい心に突き刺さる。そういう意味でも聞き入ってしまう。

どんな人でも他人には言えない自分だけの悩みや問題を胸の内に抱えている。でも人の思いというものは必ず誰かに届くと信じたいし、それによって分かち合えたり共感出来たり色んな人との繋がりが出来る。SNSの普及による現代社会において、もちろんメリットとデメリットというものも必ず存在してしまうけど、人本来が持つ優しさや思いやりというような気持ちが今の世の中において少しでも多くの繋がりが出来ればな、と改めて思った。
そういったメッセージ性がめちゃくちゃ強く心に突き刺さり思ってた以上に涙が出ました。

予想していたハッピーエンドとは違って若干モヤモヤが残るが、人が生きる上で必要なまた別の意味での強いメッセージ性として捉えられる。

そして、ゾーイ役のケイトリンデヴァーが「ブックスマート」とはまた全然違うキャラなのがすごい印象的でめちゃくちゃ可愛かった。
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