どど丼

ディア・エヴァン・ハンセンのどど丼のネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ブロードウェイ原作だけあって音楽やキャストの演技は勿論良い。本心を歌う時はバラード調、嘘を誇張する時には明るいポップ調で歌う所とか、青春ミュージカル映画として巧いと思う。脚本が大分微妙、胸糞7割で、残りでみんな孤独じゃないよ!!ってのを上辺だけお説教された挙句、結局「逃げちゃダメだ!」からの母親との和解っていう典型パターン。話が特殊でリアリティが無い分落ち着いては観れるけど、そのせいでリアルに見せたいはずの核の部分に感情移入しきれず。。主人公がコナー遺族に嘘を打ち明けた時の彼らの反応は凄く良かったと思う、ここだけは本当に救われる気持ち。

ただ終盤がやはりベタだし、そもそもリアルに孤独抱えてる人って近い集団の中では孤独に変わりないし、一番理解を示してくれないのが親だったりする。こんな綺麗事で済んだら誰も自殺なんかしないよ。チョボスキーはもっとストレートな青春映画の方が合うかも。
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