チョボスキーにはいつもやられてしまうな。
楽曲がどれも素晴らしいし、ベン・プラットの歌声も素晴らしい。ずっと聴いていたいし、もっと聴きたい。
ストーリーは少し苦い。
ハッピーでハートフルな家族の物語、とはいかない。いわば「神の視点」で彼らを眺めていると、ずっとコナーが最後にエヴァンに投げた言葉が引っかかるし、もしかしてあの出会いがコナーを追い詰めたのかもしれないと思えてくる。
だとしたらエヴァンが自分を守るためにしたことも、全て明かしたあとで彼がした小さな努力も決して美談にならない。そういう意味ではあまり救いのないストーリーなのかもしれない。
それでも私がどうしても納得いかないのは、アラナがしたことが簡単にうやむやにされてしまうこと。
結果的にエヴァンが真実を言うきっかけになったけど、もし全てが「本当」だったら?アラナのあの行動は絶対に許されないんじゃないの?