Kaito

ディア・エヴァン・ハンセンのKaitoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台版との差異があってよかった。特にエヴァンの償いを含めた行動が舞台よりもはっきりとしていて納得できるエンディングだった。また「You will be found」に代表される孤独を抱えていたり、匿名で生きている人に対してのメッセージ性がより強くなっていて印象的だった。登場人物の設定の変化(ゲイ、義父など)も多様性を意識した脚本になっていた。
Broadway版のファンとしては、数々の曲が削除されて、亡くなったコナーの登場がなかったことが悔やまれる。少し「You will be found」のネット上の表現がチープに感じてしまったが、曲の力強さに後押しされて気にならなかった。
全体として舞台版をリスペクトしつつ、映像表現に落とし込んだ描写が多く、分かりやすく、よりメッセージ性の強いものになったと思う。おもしろかった。
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