しもんぬ

ポルトガルの女のしもんぬのレビュー・感想・評価

ポルトガルの女(2018年製作の映画)
4.4
広島大学映画研究会特別企画2023@横川シネマ

オリヴェイラやリヴェットのような演劇的な作品。デカダン繋がりでアルベール・セラなんかも想起した。(舞台『リベルテ』ではイングリット・カーフェンが主演) このあと上映されるシュミット『天使の影』も楽しみだ。

新作『変ホ長調のトリオ』は当たり前だけどめっちゃロメールで、途中までほんとロメールの新作観てるみたいな感覚があった。88年のオリジナル舞台ではジェシカ・フォルド(『四つの冒険』ミラベル役)が主演。ゴメスの映画版は50~60代の男女がメインを演じてたけど、真の主役はあのアシスタントの女の子と、ロメール風な映画監督だった気もする。


◆リタ・アゼヴェード・ゴメス小特集
2018『ポルトガルの女』原作:ロベルト・ムージル
https://youtu.be/uCo4fiOc99w
2022『変ホ長調のトリオ』戯曲原案:エリック・ロメール
https://youtu.be/zxQmEy7RR_g
(アフタートーク:映画批評家 赤坂太輔さん)
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