ワン

ドラえもん のび太と雲の王国のワンのレビュー・感想・評価

4.0
天国が雲の上にあると信じていたことをばかにされたのび太のため、ドラえもんは"雲かためガス"などで夢の国を作ろうと提案する。しずかやスネ夫、ジャイアンも手伝い雲の王国は完成する。そんな矢先、彼らは本当に雲の上に暮らす天上人が存在することを知る。地上で絶滅した動物たちを保護し、地上よりはるかに進んだ科学力を持つ天上人の国は、まさに天国のように思えた。だが、親切そうな彼らは実は恐ろしい計画を実行しようとしていた。


【劇場版第13作目】舞台はひみつ道具で作った雲の王国と天上世界。ドラえもんの故障もあってか、いつにもましてのび太の機転のよさが光っていた。その代わりにジャイアン、スネ夫、しずかの活躍は少ない。

どこでもドアに付いている時差修正装置で洪水によって滅亡した未来を見たときののび太の絶望と22世紀の平和な世界から来たドラえもんの存在という希望が上手く表現されていると感じた。

テレビ版を観ていないと分からないキャラクターが出てきたり、説教くさいのが好きになれない。役に立たないと思われていた道具が活躍するのは好きな展開だった。
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