Ryoma

裁かるゝジャンヌのRyomaのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.5
もちろん僕は人間だから(君も人間でしょ)人間の顔にはめっぽう弱い。しわとかえくぼとか涙とか。本能的に。なんでなんだろうかって考えると、人間がそなえる最も影響力が強いメディアが「顔」だからなんじゃないかって思う。(あるいは逆説的に性器か。)とにかくそんな「顔」の極端なクローズアップの連続で成立してるこの映画は、それゆえ魅力的で、乱暴なまでに心揺さぶってくる。言葉ではなく、スクリーンに映し出された特大の顔が、その筋肉が、きわめて饒舌に、すべてを語る。これは、めっっちゃ映画的。
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