Ryoma

憎しみのRyomaのレビュー・感想・評価

憎しみ(1995年製作の映画)
4.5
画面上に、終始、それはもう前例のないほど強力な、“引力”が発生していて、故にまったく眼が離せなかった。しかしこの引力が、一体何処から来ているのかという問いには、まだ答えられない。脱色し、冷徹な眼差しで統制された、フランスのDo the Right Thingって感じだ。本当にどうでもええことで、秒針が一周を回りきらないうちに、何もかも悉く破滅してしまうと同時に、マジで本当にどうでもええことによって、俺等は生かされている、っていうのがリアルだったなあ。
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