ルチオ・フルチ監督の血みどろ三部作の第一章です。
凄まじい名称の三部作ですね…。
神父の自殺から地獄の門が開いてしまうゾンビ映画ですが、物語よりも残酷描写に焦点を当てたトンデモ展開が魅力の作品です。
特に、クエンティン・タランティーノ監督への影響を随所に感じさせます。
棺の中で蘇るシーンは『キル・ビルVol2』で引用されます。
ただフルチ監督は、棺を壊して助けようとするシーンでのブラックユーモアのセンスが光ります。
血みどろ三部作の中でも、物語以上に残酷描写に重点を入れているので、苦手な方は本当に要注意案件です。
昨年はマリオ・バーバ監督のブルーレイボックス、今年はルチオ・フルチ監督ブルーレイボックス。
貴重な作品に触れることができる機会でした。
イタリアにはもう1人、ホラー巨匠がいるので、ぜひ来年はダリオ・アルジェント監督ブルーレイボックスを…!