にっきい

ノイズのにっきいのレビュー・感想・評価

ノイズ(2022年製作の映画)
3.1
黒木華さん以外はおばちゃんばっかり。

少し前から屍体が増える新感覚サスペンスとコマーシャルされてて気になってた作品。

地方創生交付金5億円って話し。
鑑賞後チラッとWikipedia読んだんですが、原作では主人公の妻が狙われるみたい。
この映画では娘が狙われる設定になってました。
数年前『藁の楯』でド変態幼女性愛者を演じた藤原竜也が、今度は変態幼女性愛者に娘を狙われる役ってのが面白かったです。
だって『藁の楯』では遺族の心を逆撫でするような発言ばかりだったのに、いざ自分の娘が狙われると犯人殺すくらい娘を護ろうとする皮肉な姿が笑えました。
ストーリーとしては事故で1人殺してしまったのを隠した事で殺人が連鎖する、コメディによくある嘘が嘘を呼ぶ系の話しなのですが、これはコメディ要素は無く至って真面目にかやってました。
少し前の『護られなかった者たち』のレビューにも書きましたが、今作でも警察がめちゃくちゃ横暴で腹立ちました。
人が死んでるんだから捜査の為なら何やっても許されると思ってる?
勝手に人の家に入って鍵壊して冷蔵庫開けるんですよ?
令状も無い取調べなのに犯人扱いして怒鳴るんですよ?
しかも村人が非協力的なのに対して「こう言う連帯意識には反吐が出る!」とか言うんですよ?
しかもしかもそれは永瀬正敏演じる畠山刑事だけじゃなく、相棒の女刑事も同じような態度。
何で劇中誰もが愛知県警本部にクレーム入れないのか不思議なレベル。
あそこでもしクレーム入れてたらきっと捜査官変わってたからラストも変わってたハズ。
あともう1人、舞台になる猪狩町の町長(徐貴美子)、この人も実はかなりの横暴な人で、何処の県だったかは忘れましたが以前話題なった秘書に罵詈雑言を浴びせる女県会議員みたいな人でした。

これ観た日はフルで休みだったので当然のように5本観る予定立てたんです。
でも朝からの『ダンサー•イン•ザ•ダーク』で画面酔いでフラフラになり、次に観た『Pure Japanese』がつまらなさすぎて観てるのが苦痛で、もう帰ろうかと思いました…。
でも幕間に仙台牛タンステーキ定食食べて復活!w
その後観た3本は今作を含め面白かったので帰らなくて良かったです。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年1月30日
鑑賞回:18:15〜20:35
劇場名:MOVIX京都
座席情報:シアター⑤ M-11
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:128分
備考:リピーター割引
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【ネタバレ備忘録】
保護士が幼女レイプ魔を島のイチジク園で働かせ更生さそうと連れてくるけど、いきなりレイプ魔が保護士を殺害。
そして原作では主人公の妻を襲うらしいけど映画では娘を狙う。
それを知った主人公(藤原竜也)と幼馴染の猟師(松山ケンイチ)、警官(神木隆之介)が犯人を殺してしまう。
正当防衛だったのに島の悪評を恐れ屍体を隠そうとする。
ブルーシートに包まれた屍体を見た柄本明が町長に相談すると、町長は警官が罪を被れとか猟師がやった事にしろとか言いたい放題。
島民全員を救ってほしいから町長に相談したのに犠牲者を出すのは許せないと柄本明が町長を殺害。
柄本明も町長のスタンガンの反撃で心臓麻痺で死亡。
この時点でもう最初の3人だけでは隠せなくなってきて島民を巻き込んでの隠蔽が始まる。
でも県警の執拗な捜査に耐えられず警官が罪を被る自供を残して自殺。
更には死んだはずの町長のケータイから主人公が犯人とだと島民全体に一斉メールが送信される。
観念して自供する主人公。
でも実際は最初の事故を利用して主人公が捕まるように猟師が仕組んだ事だった。
主人公と同じ女性が好きだったのに取られ、イチジク園を有名にし島の救世主と呼ばれる主人公が嫌いだったらしい。
町長のケータイからの密告メールも猟師が送っていた。
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