じゅん

ノイズのじゅんのネタバレレビュー・内容・結末

ノイズ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

◆最後の松山ケンイチが撃った銃声2発について

黒木華・娘を撃ったという意見があるが、自分は以下のように解釈した。
1発目は猪
2発目が自身

理由①:山を探索していたら偶然獲物を発見したような仕草だったため猪だと考える。(黒木華が猪のいる山を一人で歩くことはないと考える。)
理由②:もし2人を撃ったのであれば、1発目の後、悲鳴があるはず。
理由③:もし2人を撃ったのであれば、2発目を山のカットにする演出は不要であるため。(2発目に松山ケンイチの表情を入れることで心情を表現するはず。)

黒木華の「藤原竜也をいつまでも待つ」という発言から悟った松山ケンイチは、
日課の狩猟の最中『諦め』『自己嫌悪』から自殺する結末を選んだと考えられます。


◆エンディングについて

パットしないという意見もあるが、オープニングとエンディングで読まれる絵日記が同じ内容であるのに印象がガラッと変わるのは良い演出だと感じた。

・絵日記では自身より松山ケンイチの方が娘に近い存在であること。
・松山ケンイチの想いを知りながらも無視し続けた自分が招いた結果でもあること。
・親友である松山ケンイチが死亡し、自身も死刑となることで2人を残してしまうこと。(絵日記にある幸せが全て崩れ去ってしまうこと)

それらを一括で伝える手段としてはベストだと感じました。


あくまで個人的な意見ですが。
じゅん

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