完結編として素晴らしい！三部作でやる意義をしっかり提示できているところに凄みを感じる。近年のシリーズものとして大円団(MARVELやスターウォーズ)を簡潔に上手く取り込んだような試みとして見事に成功している。ただ改めて感じたのは感覚としては連続ドラマに近いものではあって、映画とドラマの境界が更に曖昧になった感じはする。そもそも同じものではあるのだけど。
それはともかくそういったシリーズの大円団的な展開をこれでもかと盛り込むことで殺人鬼総集合、被害者総集合、前作主人公(この作品でいうpart2の二人)の因縁の回収、そういった旨みを全て盛り込んでいて素晴らしい。何よりも俺は殺人鬼同士の殺し合い展開に満足です。
ルックのネオンに照らされ、血が赤ではなく蛍光塗料的に描くことで全体的にポップな今どきホラー感(ストレンジャーシングス)もあって良い。また三部作を活かした"反復"の演出、カットバックの巧みな使い方。どれも良かったです。
設定の煩雑さ、というか正直どうでも良くなってる感じはあったが最高に楽しめました！
