このレビューはネタバレを含みます
filmarks様のオンライン上映会にて視聴させて頂きました。
実在ミュージシャンの伝記的映画といえば「ボヘミアンラプソディ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
スターダストにはそう言った生き様を描くような部分はないので、伝記的な映画ではありません。
強いて言えば「グリーンブック」に近く、ロードムービー的な要素もあり、ボウイがアメリカツアーの日記を書いていたとすればそれを実写化したような内容です。
ボウイをある程度知っていなければなんのことかさっぱりわからないですし、あの時代に活躍したイギリスやアメリカのバンドを全く知らなければ横文字の羅列のように感じられるでしょう。
後半には期待していたようなカタルシスも少なく、理由は楽曲の使用許可が下りなかったからのようです。
何度も同じ失敗を繰り返し怒られながらじわじわ成長するボウイの姿を許せるようなボウイの大ファンで、ボウイの精神世界を何となく感じたい方向けでしょうか。
個人的には奥さんのアンジーが有能で素晴らしかったです。