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「スターダスト」に投稿された感想・評価

MALPASO

MALPASOの感想・評価

3.5
映画『スターダスト』

興味深くて面白かった。デヴィッド・ボウイという人がまた少しわかった気がする映画。

『ジギー・スターダスト』前夜のデヴィッド・ボウイを描いた作品。

当時の妻アンジーも描かれる。男女関係なくフリー・セックスのボウイ夫妻。アンジーはある日寝室を覗いたらミック・ジャガーとボウイが裸で抱き合っていたと語ってる。

アメリカ入国の際には女性ものの服装を怪しまれ「オカマ」と言われてしまう。パブリシスト、ロン・オバーマンとアメリカをプロモ・ツアーするけどとになるが、ワーキング・ビザがなかったりで散々な目にあいながら、「ローリング・ストーン」のインタビューなどを通してボウイが変化していく。
友人マーク・ボラン、もちろんミック・ロンソンも出てくる。ミックは金ピカの衣装を着たがらない。

ボウイがなぜ別人格を産んだのか?も少しわかる映画。

音楽雑誌の表紙はいまだにストーンズやビートルズ、プリンス、ピンク・フロイド、デヴィッド・ボウイ、新し目でもレディオ・ヘッドって感じ。先駆者たちは時代の先の先を行っていたから、まだ時代が追いついてないのと、超えるアーティストが出て来てないからじゃなかろうか?ボウイは70年代の初めからかなり奇抜でジェンダー・レス。パンク、ディスコ、テクノ・・・彼は時代の変化を読んでは音楽も変えていった。

残念だったのは、デヴィッド・ボウイの楽曲が使えなかった点。
彼の内面世界=記憶、トラウマ、強い不安感、を入れ込むカットがこっちの感情移入に強く引き込む。

と、同時に苦難の渡米、『ジギースターダスト』制作、恋人との別れを経て、最後2000人ライブという明確なオチが唐突な印象。Tレックスとか超端折られてる。じゃあこれ以上やるのか?という話ではなく、全尺1時間半映画の全体構成で、もうちょっとロンドンの話あった方が映像がつながるし内容的にもリアル、という意味。

ジョニー・フリンの演技は素晴らしいし、宣伝マンとのやり取りが映画として資料になる価値など、魅力にはあふれた映画だった。
話しはともかく、もっと美形の小顔が演じてほしいなぁ、ボウイなんだから。パロディだな、これは。
ロケットマンやボヘミアンラプソディのように彼らを知らなくても楽しめると思ったが、そうでもないタイプの伝記映画。

デイビッドボウイの曲は一曲は使われておらず、主役の人もそんなに似てないと思う。

葛藤するくだりはすごく良かったのだが、彼のどこがすごいのかを知らないから、こうリアルと繋がらないのが勿体ない。
ボウイを好きな人は好きだと思う。

2021年 107作目
チホ

チホの感想・評価

5.0
 デビットボウイ様の映画がやっとです。
まわりが追い付いてくるのが遅いのか?デビットボウイが早すぎるのか?
「ジギー・スターダスト」になる前、ちょうど「世界を売った男」のころのデヴィッド・ボウイを描いた劇映画。新作のプロモーションで渡米するもののアメリカでは全く無名なうえに理解者もなく、おまけに心を患った兄テリーのことも心に重くのしかかり、自信を失いかけていたときに、同行していたマーキュリー・レコードのパブリシストの何気ない一言がヒント(というか伏線、か)となり、ジギー・スターダストとして華々しく再生するまでを描く。

 アーティストの伝記なのにそのアーティストの曲が全く使われないのは、ザ・スミス結成前のモリッシーを描いた「イングランド・イズ・マイン」とかカート・コベインが自殺する直前の1週間を描いた「ラスト・デイズ」みたいな例があるけど、この映画はボウイとしてバリバリ活動している時の話だから、全くボウイの曲が使われないのはやはり苦しい。しかしそれよりも、ボウイ役の俳優が全く似てない(マーク・ボラン役はもっと似てないが)どころか、ただの冴えない華のないアンちゃんでしかないのはもっと問題でしょう。

ボウイとパブリシストが2人、オンボロ車に乗ってアメリカ各地をプロモーション・ツアーするロード・ムーヴィー風な描写が映画の半分以上を占めるけど、これはなかなか面白い。お話も、ボウイファンならなるほどなるほどという感じで、意外性や驚きはないが納得ではある。だから着想と脚本は悪くない。なんだけど、一番肝心なボウイさんの見た目と音楽がこれがなので、気にする人は多いでしょうね。
noborush

noborushの感想・評価

1.7
3.5/10
ガブリエル・レンジ監督 脚本
ジョニー・フリン ロン・オーバーマン
ジェナ・マローン アーロン・ポール
デビッド・ボウイ(ジョニー・フリン)のブレイクのきっかけとなった
1971年のアメリカツアーについての話。
準備不足でそもそも公演できずにアメリカ中を右往左往している
シーンが多く今ひとつぱっとしないが、敬愛する異父兄
テリー・バーンズのことが描かれることはいいことだとおもうが、
最終的にジギー・スターダストの誕生が本作で起きたことで
起きたかが推測でしかないので、生きてたらボウイが
納得するかは分からない。
最大の問題はボウイの楽曲が使われていないこと。
ロックスターの伝記映画でさの楽曲が使われなかったら
作品として成立しない。
またデヴィッド・ボウイは2016年に亡くなっているのだけれど、
こうした映画を作るには4年は短すぎる気がして、モヤモヤする。
(IMDBは現在3.5)
ジョニー・フリンがボウイに全く似ていないのも気になる。
(ニック・ロンソンは特殊メイクでアーロン・ポールに演じさせてる。)
これならライヴの「ジギー・スターダスト」のほうが
はるかにドラマチック。
グラム・ロックという括りで作られたフィクションの
「ベルベット・ゴールドマイン」の方が映画としてみていて面白い。

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