まっと

殺人鬼から逃げる夜のまっとのネタバレレビュー・内容・結末

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

なんだか個人的にはテンションが行き場を失って鑑賞後「こんなはずじゃなかった……(悲しい方のビヨーンズ)」になる映画……だったかも……

とにかくスゲ〜〜〜〜走る もうずっと走ってる 人間が全速力で追いかけてくるってすごく怖いなあと思う

これ系のスリラーだとある程度警察組織は役に立たないでいてもらわないと困るし、ある程度犯人(or 被害者)に都合よくなきゃいけないのですが、いくら何でもいくら何でもじゃない……?と思ってしまった 特に韓国スリラーってこの辺のトンデモさとリアリティのバランスがあまりに絶妙な作品が多くて、いっそ「犯人やばすぎ」それ自体が悪とか罪人とかの一つの化身って描き方が多いなあと思っていて……ヒッチャーのヒッチャーが絶対に捕まらないのと一緒というか……

今作は「この頻度でころしをくりかえしてこのガバガバさだったら今日まで野放しじゃないだろこいつ」があまりにも際立ってしまっている気がしました……しかも主人公始め周りの人がどうにも悪手ばかり選ぶんですよね なぜベストを尽くさないのかと思ってしまう リアルにベストな逃げ方なんてできないよというのはもちろんなんですけど、それ言ったらリアルにこんなに警察含めみんなガバガバじゃないよというか……

一番ムカついたのはお兄ちゃんですね 最後めちゃくちゃ良い感じだったけどお前が一度主人公を見捨てたこと私は忘れてないんだが ていうか共犯がいそうでもないこの男がこの場にいて妹にはおそらく直接手出しできない状態で、自分は元海兵で片方女性とはいえ2対1で、まずこいつを無力化してから妹の元に行ったほうが明らかにいいと思うんだが!? あと妹もすげえしぶといな!

文句ばっかり言ってしまいましたが嫌いなわけではない 最後だけ犯人は本当のことを言っているのに誰にも信じてもらえないの、良いスカッと演出だと思いました
まっと

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