このレビューはネタバレを含みます
MOVIE WALKER さんのPRESS試写会にて拝見。
脳卒中で倒れ、麻痺が残ったり、思うように話すことができず、元気な時と違う自分を受け入れられず、安楽死を望んだ父…
治療薬リハビリを重ね、回復していくも思いは変わらない父。
できないこともあるが、食べることも、話すこともできるようになっていく父に対し、本人が望んでいるとは言え、安楽死という死の道を歩む手伝いをするのは愛している分より悲しく、切なさを感じさせた。
また、安楽死の手伝いというよりは短いシーンではあったが熱に浮かされた姉エマニュエルがみた夢…
幼い頃のエマニュエルが現在の父を銃で。。。
と、いうシーンは自分が父親を殺す。死に追いやるという感情が映し出されていたのではないかと。
安楽死の是非はもちろん色々あると思うし、自分の中でも結論が出ることはないと思う。1日たった今でも、十分に受け止められてはいないが、どんなことでも元気なうちから話し合っておけると良いとおもう。
死は誰にとっても避けられないできごと。
まずは、延命や臓器提供などからでも前もって話し合えることができると良いと思った。