ばあばちゃん

すべてうまくいきますようにのばあばちゃんのレビュー・感想・評価

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フランソワ・オゾンが、安楽死を決断した父と、戸惑いながらも父の最後の願いを叶えてあげようと協力していく家族の葛藤と絆を描いた作品。

人生を謳歌してきた85歳のアンドレが脳卒中で倒れ、命は取り留めたものの、身体の自由がきかなくなってしまう。その現実を受け入れられず、彼は安楽死を決断する娘のエマニュエルは父から協力を求められ困惑する。

安楽死は事務的に進む….ショックだった…。

スイミング・プールの脚本家エマニュエル・ベルンエイムの自伝的小説がもとになった、フランソワ・オゾン監督“死の三部作”最後の一作。

カンヌ国際映画祭(2021年)出品作品