このレビューはネタバレを含みます
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー監督最新作ということで、気になりつつも劇場スルーで良いかと思っていたのだけど、世間的な評判の良さが気になって鑑賞。前作は素晴らしかったが、本作は面白かった！
どうしようもないクズ男で共感なんかしたくもないはずなのに、見ているうちにマイキー視点でハラハラドキドキさせられるように作られている。やってることは違法だししょうもないけど、あの冒頭の状況からちゃんとそこそこ稼いでいて、生命力というか生き方の凄まじさが面白い。
そしてストロベリーことレイリーの圧倒的な小悪魔感。17歳で美人というよりは童顔で可愛らしい顔立ちなのにあの色気...終わった後調べたら演じられたスザンナ・サンさんは27歳なのか！ヌードシーンがあるとは言っても普通に20歳くらいかと思ってしまった。
良い結末にならないことは分かりきってるけど、終盤の展開のさせ方はここまでの大事に...からの思わず笑ってしまうような追い出され方で良かったのと、積み上げたものをほとんど失ったかと思いきやストロベリーとはあの後も続きそうな感じで終わるのも面白い。
決して万人受けする作品ではないとは思うけど、映画としてはよくできてると思うし、個人的にもかなり好みな一本だったので観に行って良かった。
