疫病神と天使は紙一重
ポルノ俳優であるマイキーセイバーが人を巻き込みながらも再起を目指す。感想から言うとめちゃくちゃ面白くて、『アノーラ』を見るのが楽しみになりました。オチが心配だけど。
ヒロインは監督自らスカウトしたという女優でめちゃくちゃ可愛い。車で煙草吸うシーンは一つだけ急にカットが変わって浮いてる感じだったけどかなり印象的でかっこよかった。
主人公はロニーと出掛ける時に近況を話すのだがレクシーのことを疫病神だと言っていますが、終盤ではその意見が正しいのか間違ってるのか分からなくなる。
マイキーのように誰かの希望に付け込む人をスーツケースピンプというらしいですが、レクシーに罵倒されるシーンではその事がしっかり演出されており、大事なことなので3回くらい繰り返してました笑
そして、ラストはまたこいつは繰り返すというラストだったのでしょうが、何となく好きな感じの演出では無かった。何やらコメディチックに終わってしまった。
おそらくこの映画はもう一度見る時には味方が変わっていると思います。可哀想な彼から自業自得でしょとなっているかも。ジェーン厳しすぎるからこいつ人を見る目あるんだなに変わるかもしれない。