ずっと気になってたショーン・ベイカー監督作品をようやく鑑賞。
とても楽しめたのですが、主人公マイキーにイラついてイラついて仕方がなかった！
一応物語としては、かつては成功者だったが今では落ちぶれてしまった男が再起をかけるという熱い内容ですが、「早く誰かこいつに天罰をくだせ！⚡」というまさかの心情が芽生えてしまった。
その果てしない身勝手さには心底呆れさせてもらいました。
それにしてもマイキーの妻とそのオカンがガラッと一変するクライマックスは最高すぎる。マイキーも相当ですが、周りの連中もイヤなヤツばっかで爆笑した。
「人生はスイートだぜい！🎵」というマイキーの″死亡フラグ″にしか聴こえない甘ゼリフが印象的で、劇中出てくるドーナツ屋の名前が「DONUT HOLE (ドーナツの穴)」なのも、見た目はスイートだけどよりによってまったくスイートでない部分にマイキーが突っ込みにいってるようで可笑しかった🍩
サイモン・レックスの顔面から滲み出るエロさといかがわしさが絶妙で上手いなーと感心してたら、実はこのサイモンは元ポルノ男優で映像流出によりいろいらな事件を起こしているというほぼマイキーとイコールだと知ってちょっとゲンナリしました。性格までマイキーと一緒でないことを願うばかり。
『未来世紀ブラジル』、『アプレンティス：ドナルド・トランプの創り方』、そして本作と、主人公のことを最初から最後まで好きになれないまま終わる映画に今月だけで3本も出会ってしまった。。個人的に今のところマイキーが「こんな主人公はイヤだ2025」ぶっちぎりのNo.1！🗽
