1996年にオーストラリア・タスマニア島で起きた無差別銃乱射事件を題材にした作品。
ニトラムとあだ名をつけられた犯人の青年が、事件を起こすに至るまでの過程を事実に基づいて描いた実録映画。
犯人は今で言う発達障害を抱えてたのかなと思います。
常識やモラルの感覚に人とのズレがあり、そういった問題を抱えた子ども達への教育プログラムが(今みたいに)整っていないということが、その子供にとっても社会にとってもどれだけ不安定な要素をもたらすか。
犯人の両親では、繊細な感性を持った父の方が、息子を理解してあげようと接していたと思います。
人の感覚や感性というのは、人それぞれ違うから、理解したり伝えたりすることが、時にとても難しく感じます。